「CYBER・5.6インチTFTモニター(GC用)」レビュー

今日は、ちょっと毛色の違うものをレビューしてみます。GAMECUBE用の液晶モニター「CYBER・5.6インチTFTモニター」です。何か、安売りしていたので*1ついネタ用に買ってしまいました(^^;)


箱


写真を見てもらえれば分かるように、某「PS-ONE」の様にゲームキューブを変身させるツールです。箱の説明から気になる部分を抜粋してみましょう。

  • 広視覚の5.6インチTFT液晶カラーモニターを採用。
  • S端子接続で高画質な画面表示を実現。
  • 3次元立体音響技術SRS(Sound Retrieval System)を搭載。
  • 本製品はサイバーガジェットのオリジナル製品であり、任天堂のライセンス商品ではありません。


……なかなか、凄そうです(笑)サウンド・リトリーバル・システム……音の回復機能?……何だか、名前だけ聞くと最初から音を落としていそうなネーミングなのですが。

さて、まずは機械本体をゲームキューブに設置してみます。……うう、説明書が薄いペラ一枚だから、ちょっと分かりにくい……構造自体がシンプルだから何とかなるけど。……よし、設置&ケーブル接続完了。


上から


おお……何だかサイバーな感じです。正面から見るとこんな感じ。


正面から


……う〜ん。この状態だと、ソフトを入れるとき、いちいち外さないといけないように思えるけど……とりあえず、蓋を開いて画面を出してみましょう。


蓋を開ける


画面バックにモザイクがかかっているのは、今、私の部屋が非常に汚いからです(^^;)

なるほどっ!こうなっているのか〜。これなら問題無しですね。画面の下にはスピーカーと3つのスイッチが見えます。これは、左が音量調節、右が画面の明るさ調節、真ん中がSRSスイッチのようです。それでは実際にソフトを入れて見ます。


ソフト挿入


はい。画面を外さなくてもソフトの挿入が出来ました。それでは実際にプレイしてみます。


上から


おお〜、ちゃんとプレイ出来る〜。いや、出来ないと困るわけですが。

写真ではピンボケしているように見えますが、これは私のデジカメの性能がヘボイ事が原因で、実際の画像はもっとクリアです。結構綺麗。廉価のポータブルDVD(価格帯が2〜4万くらい)と同じくらいの映像は出ています。

視野角はちょっと狭いです。左右とも45〜60度を超えると画像の色落ちが確認できます……もっとも、このハードは一人で正面からプレイする以外では使いようが無さそうなので、あまり問題は無いと思われますが

動きの激しい場面では画面に目を近づけると微かですが、映像のゆれが確認出来ますね。ポータブルDVDでも出る例の現象です。ある程度画面から離れれば問題は無いかな。

5.6インチという画面の大きさは許容サイズギリギリ。これでも、画面に文字が沢山出るゲームはちょっと辛い。上記理由で、あまり画面に目を近づけたくないというのもありますし。もう少し大きい画面が欲しいかな。

さて、次に音について見てみます。このレビューで最初に書いたSRSシステムですが、これが意外な事に、実際に音が良いんです。ちょっと、エコーが掛かりすぎの様な気もしますが、ポータブル機でこれだけの音が出れば十分でしょう。これでも不満な方用にヘッドホン端子(何と、無駄に4つもっ!)もついています。

電源はゲームキューブのACアダプターから引くので、コンセントは一つでOKな部分もいいですね。液晶画面用にもう一つアダプタが必要だと面倒くさいですから(^^;)構造としては、GC用ACアダプタ→画面→GC本体……と、ACアダプタとGC本体の間に専用端子を挟んで電力を引く構造になっています。

外部入力端子(ステレオAVケーブル用)も付いているので、ビデオやプレステの映像もこの液晶で写せます。



……さて、総括ですが、値段の割には中々のものです。正直買ったときは全然期待していなかったですが、これはこれで普通に使える商品でした。恐るべし、サイバーガジェット

とは言え、今時、ステレオAV端子付きテレビでも20型以下なら1〜2万円で売っているので、やはり値段対効率を考えればこの商品を買う価値はあまり無さそうです(^^;)外出先でGCをプレイしたいだとか、そういう人がターゲットになるかな……もの凄い、狭いターゲットの様な気がしますが(´Д`;)

*1:売値、16,000円でした。