「イースVI 〜ナピシュテムの匣〜」レビュー

はい、そんなわけで年末に間に合わせるべく、今日からハイペースでレビューをこなしていきます〜。先頭バッターは日本ファルコムの代表作の一つYsシリーズのいっこ古いバージョン、「イースVIナピシュテムの匣〜」です。


イース 6 ~ナピシュテムの匣~ DVD-ROM版

イース 6 ~ナピシュテムの匣~ DVD-ROM版






ちなみに、イースの最新作は「イースフェルガナの誓い〜」でございます。


イース -フェルガナの誓い- DVD-ROM版

イース -フェルガナの誓い- DVD-ROM版


なんで、こっちには通しナンバーの「VII」がついていないかと言うと、どうやら「フェルガナの誓い」は3のリメイクだからだそうです。






…………閑話休題。話を戻しましょう。このイース6なのですが、実はゲームそのものを買ったわけではなく、ゲームコントローラーを買ったら、一緒についてきたのです。これなんですが。

空の軌跡」をプレイするのに使いやすいパソコン用コントローラー無いかなぁ……とお店を見ていたらこれが2,480円で売っていたのですよ。なんとゲームコントローラーの他に、製品版「イース6」と、昔の作品をエミュレーターで再現した(ぉ)「イース1〜5」*1、他にも音楽CDとデモディスクが付いているという太っ腹使用。これは買いでしょうっ!という事で買ってしまいました。この間、ソフマップ京都店に行ったらまだ残っていたので欲しい人は買いですよ(笑)

ちなみに、この付属の「イース6」なのですが、バグがある特典版がついて来ているのでプレイ前にこちらのページから「特典版サポートプログラム」をダウンロードしてパッチを当ててからプレイして下さい(^^;)

前フリが長かったですが、いよいよレビューに入りましょう。

触って楽しいっ!ライトユーザーでも楽しめるアクション

さて、イースと言えばアクションRPGの草分け的存在なのですが、実は私はイースシリーズはこれが初挑戦(^^;)そんなわけで過去の作品と比較出来ないのですが、とても爽快感があって楽しいアクションゲームです。基本となる操作方法が簡単なのもありますが、敵を気分良く倒せる事と、レベルアップによる自分の強さの上昇をすごく感じやすいのが良いですね。この辺はデモ・ムービーを見てもらうのが手っ取り早いかな。

ただ、流石にこのゲームをキーボード操作でプレイするのは厳しいと思います。是非、PC用のコントローラーでプレイしてみて下さい。

唯一残念だったのは、会話ボタンと攻撃ボタンが同じボタンだという事ですね(^^;)スーパーマリオからこの方、Bはアクション、Aはジャンプというのがやり易い黄金パターンだと思うのですが、このゲーム攻撃ボタンと会話ボタンが同じだから、Bが会話/調べるボタンになってしまうんですよね。結構、これは違和感あり。

あと、中ボスで一体だけもの凄い強いキャラがいます(^^;)ヌルゲーマーな私には正攻法では倒せなかったので、「レベル上げ」→「必殺技の連発」というズルイ手段で倒しました。雑魚戦は爽快感があるぶん、ボスキャラはかなり苦戦しますよ。パターンを見つけないと倒せません。

王道を行くストーリー……だけど、焦点がぼやけがち。

イースのストーリーの根底は救いを求めている人々を助けることです。なので、ラブストーリーを期待してはいけないのです。ゲーム中では主人公のアドルがテラといい雰囲気になったりオルハといい雰囲気になりますが、それ以上ラブストーリーは進展しません。ぬぁ〜!何だかヤキモキする(笑)その結果、何だか中途半端にラブ要素を入れてしまった感が拭えず、ストーリーの根幹部分の焦点がぼやけてしまいがちなのです。確か、復讐がうんたらかんたら……え〜と、何だっけ(汗)

実際、この記事はゲームをし終えてから若干時間を開けてから書いているのですが、アクションとしては良ゲーだったなぁという印象はあるものの、ストーリー的なもので心に残っているものがあまりありません。説明書にはプレストーリーとして漫画が載っていて、さらにオープニングムービーで気分を盛り上げて、プレイする前は凄く面白そうなストーリーに思えたのですが……いや、決して詰まらないわけでも無いのですよ?ただ、伝えたいメッセージが希薄になってしまったかなぁ……という印象があるのです。

総評

アクション好きなら買って損はしません。ライトユーザーにもお勧め。グラフィックは美しく*2ボリュームもそこそこあり(私はクリアまで34時間くらいかかりました)値段分は十分楽しませて頂きました。

最近のゲームは複雑なゲームが多いので、こういう簡単操作で爽快感があるゲームアクションRPGっていうのは逆に新鮮に感じますね。アクションRPGの入門作としてもお勧めします。

*1:Ys1〜3まではPC88版、4〜5はスーパーファミコン版です

*2:但し、もちろん最近のコンシューマゲームに比べたら劣る。