書きたい事に自制を働かせてしまう心理。

http://blog.livedoor.jp/argon1/archives/50358148.htmlより。

最近blogをやっていて思うのは、私は他人から嫌われることを意識してしまっているのではないかということです。
 blogのメリットというか特徴は双方向性です。TBとコメントが強力なコミュニケーションツールとしてあります。そんなわけで、書いた記事について読者から反響がもらえることがとてもよいことなのですが、最近になって、嫌われそうなことを書けなくなってきているのではないかという気が自分でしてきました。


「主張?:嫌われることへの恐怖」 より。強調マーキングは霜月による。)

ああ、何だか凄く共感する文章です。何らかの文章を書くと言う事は、主張を述べるという事。公の場で主張する以上、望もうと望むまいと何らかの反響はある。寧ろ反響が無きゃ困る。反響が要らないなら、それこそ、そこいらのメモ帳に文章書いてりゃ済む話なんだから。

でも、その反響がいい意味での反響なら兎も角、悪い反響が出そうな時に書こうかどうしようか迷う。「こんな事を書いて読者は去るのでは無かろうか」という心理がはたらいて書くのを止めてしまう。書くのを止めたら当然その主張は読者には伝わらない。だから、当然悪い反響もおきない……。波風が立つのを恐れている。

勿論、私に力(文章力とか、読ませる文章を書く企画力とか)があれば、こんな弱気な気持ちを持たなくてもいいんですけど……。そういえば、2004年3月31日に書いた「好き嫌いと読む価値の有無」という記事の中でこんな文章を書いてるや、私。

ええとですね、Web日記を書いている人の中で物凄く嫌いな人がいるのですよ。毎回読むたびに「なんで、こう高飛車なんだ!?」とか「余計な一言ばかり書いて」とか「罵声だろ、そりゃ」とか「それは全然違うっ!」……と思うんです。玉にじゃないですよ。読む度に毎回(笑)見るたびに気分が悪くなる。

じゃあ、読むなっ!というのが正しい態度でしょうが、しかし何故か離れられない変な力がある。余りにも嫌いなんでブクマにもアンテナにも入れずに毎回グーグルから辿っていってたのですが、ついに今回アンテナにそのサイト入れちゃったよ。

未だにこのサイトは私のアンテナの中に存在しているわけですが(笑)これだけの力があるのは凄い事で、文章の中身は兎も角、崇拝するサイトの一つでは間違いなくあるわけです。

「自分の文章は面白いんだっ!」という絶対的な自信が無い。っていうか、客観的に見て自分の文章が面白いとは思えない。だから、読者の反響が気になる。気になると余計媚び諂うような文章になってしまい面白く無くなる……という負のスパイラル。このスパイラルから抜け出す為にも、もっと文章力や物事を見る視点というのを鍛えたいと思うのです。