「マリオ&ルイージRPG2」レビュー

2006年最初のゲームレビューはニンテンドーDS用ソフトの「マリオ&ルイージRPG2(長いので、以下「マリルイRPG2」と略します)」でいってみようと思います。


マリオ&ルイージRPG2

マリオ&ルイージRPG2


DSには良作RPGがまだまだ少ないので、個人的に凄く期待して購入しました(笑)それでは、いつもの様に項目別に見ていきましょう。

ストーリー …… 。・゜・ヽ( ´◇`)ノ・゜・。

面白かったです……けど、個人的にはもっとルイージをいじって欲しかったです

と言うのも、知らない人の為に説明すると「マリルRPG」はルイージのヘタレ具合を楽しむゲームだと個人的には思っているからです(笑)

  • 空からの落下物に見事に激突する運が悪いルイージ
  • 強敵が現れたらマリオに任せて自分は逃げだそうとするルイージ
    • しかし、それが裏目に出てボスキャラの真ん前に飛び出してしまうマヌケなルイージ
  • マリオは他のキャラに『マリオさん』とちゃんと呼んでもらえるのに、ルイージは『みどりのヒゲ』としか呼んでもらえない、印象の薄い可愛そうなルイージ
  • 答えの無い質問に責められ、怒られて、ついには泣き出してしまうルイージ
  • etc、etc

……と、兎に角ルイージ若手吉本芸人なみの活躍をしてくれるのがこのゲームの醍醐味なのです。

今作でも、ルイージは獅子奮迅(?)の活躍をし、プレイヤーを笑わせてくれるわけですが、「マリルイRPG1」に比べると若干パワーダウンしたかな……という印象も。私がこのノリに慣れてしまったからかもしれませんが。

それでも、面白い事には間違いありません。ルイージの芸人魂が見たい方は是非遊んでみて下さい(笑)

ゲーム性 …… ( ´∀`)

ゲーム性は終盤、雑魚敵との戦闘がウザくなってくるという点さえ目を瞑れば、非常に楽しいものになっています。

本体右側、ABXYの各ボタンがマリオ、ルイージベビィマリオベビィルイージのアクションと対応していて、ボタンを押すと各キャラがアクションを起こすという仕様です。

と言っても、4人同時にアクションを起こすのは特別なフィールドと戦闘中のブラザーアクション(必殺技みたいなもの)のみで、基本は「マリオ&ルイージ組」と「ベビィマリオベビィルイージ組」の二つに分かれているのでボタン操作は二つのボタンだけで済みます。複雑ではありません。ブラザーアクションだけは慣れるまで戸惑うかもしれませんが(^^;)

フィールドでは、各キャラが独自のアクションがあります。例えばルイージならマリオに肩車してもらって回転する事で短い距離ながら空を飛ぶ事が出来ます。こういった各キャラのアクションを上手く使って、一見進めなさそうな場面も上手く進んでいくことになります。(といっても、複雑な謎はあまりなく、普通に進んで詰まる部分はあまり無いと思います)

戦闘もアクションの要素を多分に取り入れ、敵を踏みつける瞬間にボタンを押すとダメージが増えたりと結構忙しいです。

ゲーム終盤になると、作業的な部分が増えてくるのが難点。特に終盤の雑魚的はかなりウザイ(^^;)戦闘はもう少しボスキャラに特化させて、雑魚キャラを減らして欲しかったかな。

グラフィック …… ( ´∀`)

携帯機向け2Dグラフィックとしてはかなり美しいと思います。2Dならではのドットキャラが織り成すアニメーションは見ている側を凄く楽しい気分にしてくれます。

音楽 …… ( ´_ゝ`)

う〜ん……普通。可も無く不可もなく。「マリルRPG」らしく、歴代マリオシリーズからの音楽も何曲かあったりします。

総評 …… ( ´∀`)

アクションゲームが物凄く苦手……という人以外なら、楽しめると思います。特にコメディテイストのシナリオが好きな人にはお勧め。

ゲームのボリュームなのですが、私の場合でクリアまで18時間強。そして、一度クリアするともうやる事が無くなってしまうので、値段の割には若干ボリューム不足に感じてしまうかもしれませんね。雑魚戦の時間が長いのもボリューム不足に感じる要因の一つ。同じ18時間でも雑魚戦を減らして、その分イベントを増やして欲しかったです。

さて、ここから先はネタバレ要素が入るので必要な部分は文字を隠します。実質的ラスボスのあの人との戦闘について。

実は私はこの、ゲドンコ姫の姉との戦闘で、最初にチャレンジした時、約1時間の長期戦の末に負けてしまい、再プレイの意欲を一気に無くしてしまったのです(笑)このキャラとの戦闘は戦い方を間違えると、信じられないくらい時間がかかってしまいます。しかし、戦い方さえ間違えなければ5分くらいで倒せるのです。なので、その事に対するアドバイスを。

「ゲドンコ姫・姉」で、まずは第一形態は普通に倒して、第二形態にします。そしたら、何はともあれまずは足を攻撃して下さい。お勧めは「赤い甲羅」を使ったブラザーアクション。この足を残しておくと、最後の最後で全滅する可能性が高いです。

足を倒したら、手の触手はほっといて、次は王冠を攻撃します。王冠の光を奪わないと本体にダメージが与えられないので……。お勧めは「スーパージャンプ台」を使ったブラザーアクション。これで1ターンで王冠を破壊します。

王冠を破壊したら、手の触手はほっといて、次にゲドンコ姫本体を攻撃します。ほっとくと王冠が復活してしまうので、ダメージを与えられるうちにダメージを与えておかないと辛いからです。お勧めは「コピーフラワー」を使ったブラザーアクション。上手くいくとこれで一回に500〜700くらいのダメージが与えられるので、3〜4回攻撃すれば倒すことが出来ます。

失敗例としては「ミックスフラワー」を使ったブラザーアクションで敵全体を攻撃をする事。これ、ダメージが分散する上に、手の触手はあまり怖くないので無駄が多いです。私はこれで1回目の戦闘は大失敗しました。本当に怖いのは足。ダメージを与えれば与えるほど高速回転してきます。上記戦闘でも足が復活したら、何はさておき直ぐに足を破壊するようにして下さい。そもそも、足を倒さないと王冠も攻撃出来ないのですが(^^;)


それでは、皆様、頑張って下さいませ。