「カドゥケウス」と「ロードランナー」の類似性
GNWさんのコメント欄で「音ゲーに近いものを感じる」と書いたのですが、改めて考えてみると例えとしてはちょっと的外れだったかな……と。
そんなわけで、今回は改めて「カドゥケウス」というゲームを深く掘り下げてみようと思います。文章のターゲット層が物凄い狭い内容になりそうなので、興味ない人はスルーして下さい(^^;)
この間のレビューでは、「カドゥケウス」はアクションゲームと書いたのですが、これだけだと説明的に不十分だな……と思いました。正しく書くなら、「カドゥケウス」はアクション・パズルゲームであると思います。
このゲームはレビューで書いた通り、10種類のアクションを駆使してクリアするのですが、実は自由度が高そうに見えて、そんなに自由度は無いのです。決められた(製作者側が意図した)解法以外の方法では、ほぼクリアは不可能、もしくは、超絶に難易度が上がってしまうステージが多々存在するのです。そんなわけで、このゲームにおいてクリアする為の手順としては、
- クリアの為の正しい道筋(解法)を探す(パズル要素)
- 正しい道筋を発見したら、今度はそれを実戦で再現する(アクション要素)
……という2段構えになっているわけです。
で、そんな感じのゲームって他に何か無いかな……と思って考えてみたのですが、一番近いのは「ロードランナー」ではないかと思いました。
「ロードランナー」はオールドゲーマーなら知っていると思いますが、アクションパズルの名作です。ステージにある金塊をすべて取ればクリアという単純な内容ながら、フロアが迷路のようになっていたり、敵がいたりで中々ハードなゲームなのです。
そして、このゲームもやっぱり手順として、
- 金塊が全部取れて、尚且つ敵に邪魔されないルートを探す(パズル要素)
- ルートを見つけたら、今度はそれを実戦する(アクション要素)
……と2段構えになっているのです。
そして、やっぱり「ロードランナー」も正しい手順を見つけても、それをこなすアクションテクニックが無いとクリア出来ないゲームだったりします。ちなみに、このゲームも私は途中で挫折しています(^^;
パズル・アクションがパズルゲームと違うところは、この、「正解を見つけても、クリア出来ない事がある」という点でしょう。他にも「フラッピー」だとか「レッキングクルー」とかもこの仲間に入ると思います。
「カドゥケウス」が面白く、且つ難しいのは、こういったスイトックなゲームの流れを引いているからのように思いました。