「のだめカンタービレ」12巻

のだめカンタービレ」の新刊読みました〜(^^)


のだめカンタービレ(12) (KC KISS)

のだめカンタービレ(12) (KC KISS)


今巻はちょっと一休みという感じで平和なエピソードが多かったかな?個人的ツボは92ページ。何か飲み物を飲んでいたら確実に吹き出している所です(笑)面白すぎる。

この本の新刊を読むたびに生演奏のオーケストラが聞きたくなりますね……。

今巻の中で主人公ののだめ*1と真一が、美術館に行き、過去の時代、時代で美術と音楽がリンクしている……という話をしている場面があるのですが、その中で真一が

ドビュッシーの曲の書法には印象派の画家が中間色を出すために原色を並べたのと同じような発想を感じられるし」

……という台詞を言うのです。これは共感を持ちました。個人的に大好きなピアノの曲の中にドビュッシーの「アラベスク第1番」があるのですが、この曲なんかはまさにそんな感じです。散りばめられた音が流れるように組み合わされて新しい音を生み出しているように感じます。「アラベスク」とは「唐草模様」という意味らしいのですが、まさに音と音の絡み合いによって作り出される音楽は唐草模様のようなのです。

ただ、綺麗な曲なのですが自分で弾こうと思うと凄く難しい曲なんだ(^^;)右手の3連符を左手の演奏に絡めるように美しく合わせるのが難しい……。丁度、右手と左手が別の意思をもっていて、二人がハーモニーを奏でているような感じなのですよね、この曲。

*1:「野田 恵」なので、愛称が「のだめ」なのです。