ハードの進化とユーザーのお財布事情

GameNewsWatcherさんの5月20日の記事で昨日の「ボンバーマン」のレビューを拾って頂いていますね。どうもです〜。

そのGNWさん経由で気になる記事が一つ。忍さんの記事で「E3後の妙な膨満感」……いやぁ、似たような事を思う人がやはりいるものです(^^;)

私も、ハードの性能的には現状の性能でまだまだ十分だと思っています。でも、別にハードが進化する事自体は、悪い事じゃ無いです……私が不利益を被らなければ

私が新世代機にイマイチ魅力を感じない……というか、まだ出る必要が無いと感じるのは、新世代機が出ることで、私が不利益を被るかもしれない、という不安があるからです

新ハードが出ることで何を私が恐れているかと言うと、PS2で出来る事を態々新ハード専用ソフトで作ってしまう事だったりします。

つまりですね、霜月さんは現状のハードの性能で十分だし、この性能で遊べるゲームをもっともっと出して欲しいと思っているのですよ。

いくつかのメーカーが次世代機向けで開発中……という事で情報を出しているサンプルゲームの中には、成る程、確かに現状のハードでは難しそうな表現をしているものもあります。ストラテジーゲームで百人以上のリアルなポリゴンキャラをリアルタイムで動かす……これなんかは、新世代機じゃないと厳しいと思います。

でも、逆に言えばそれくらい高度な表現や演算が必要なゲームじゃなければ、新ハードで作らなくてもいいわけで……。特に私の場合、好きなジャンルがターン性の(リアルタイムじゃない)SLGアドベンチャーゲーム、パズルゲーム、2Dアクションゲーム……と、どちらかと言うとハードの能力があまり必要じゃ無いジャンルなので、PS2でまだまだ新作を作って欲しいわけです。どちらかと言うとこれらのジャンルで必要なのはハードの性能よりかはゲーム内容のアイデアだと思いますし(^^;)

PS2で出来るような内容のソフトをPS3専用で出されたりすると、結局、現状の性能に満足しているにも関わらず、数万円出してハードを買い換えないと新作がプレイ出来ない訳で、そうなった時に「……新世代機、出るのが早すぎる」と感じてしまうのだと思います。実は私、PS2も去年買ったばっかりなのですよ。新世代機の本体価格、高そうだしなぁ……。*1

今回発表された新世代機3機種はそれぞれ下位互換があるので、出来ることならハードの性能が必要じゃないゲームは旧世代機で出して欲しい所です。……が、そうするとハードの買い控えがおきてメーカーが儲からないから、やっぱり新作は新世代機専用にシフトしていくんだろうなぁ……と予想。

逆に言えば、ハードの買い控えがおきて、新世代機の売り上げが悪かったならば、ユーザー側はそんなに高性能なマシンをまだ望んでいないという事になるのでしょうね。

*1:この辺、若干、携帯電話事情に似ている部分も感じたりします。私は生粋のドコモユーザーなのですが、207〜505iまでは新機種が出る度に機種変更をしていたのですが、505iに変えてから、かれこれ2年間機種変更していません。今後も今のところ機種変更するつもりが無かったりします。これは、505iでユーザーに必要十分な機能が提供され、それ以降の機種はユーザーにとってオーバースペック&今までの機種のように劇的な変化が無い……という部分が大きいように思うのです。数万円出して新機種に変える価値があるか?……という部分で、機種変更を戸惑ってしまうのですが、これは今のゲームハード事情と似ている部分があるかも。