自分らしさ≠個性

個性いうのは、その人特有の性質の事ですが、その個性を出すために、したくもない他人との差別化をして我を殺すというのは本末転倒だよなぁ……

自分らしくあることが、他人と大きく違う事もあるし、逆にその性質が多くの他人と同じ傾向である事だってある。個性的であるという事は自分らしさを出すという事と同義では無い。自分らしさを捨てた個性にどれ程の意味があるのか。

個性というものは無いよりかはあった方がいいのだろう。けど、個性的であろうという思いが強すぎて、いつのまにか自分らしさを捨ててまで個性を出そうというのは、何かが違うと思う。珍しいだけが個性ではない。何のとりえもない、平凡な個性しかなくても、それが「あなたらしさ」であるならば、その性質の方が何十倍も美しいものであると思う。

……と、個性を伸ばす教育をしようとかいう番組を見ていてふと思った。メディアは大抵、「珍しい方」の個性にしかスポット当てないから……