「ボンバーマン(NintendoDS版)」レビュー

そんなわけで、今日のレビューはNDS版の「ボンバーマン」です。


BOMBERMAN ボンバーマン

BOMBERMAN ボンバーマン


あえて同日発売の2本の中から「脳を鍛える〜」ではなく、こっちのレビューを先に選んだ理由は、「脳を鍛える〜」の方は他のサイトでも取り上げてくれるだろう……という楽観と(笑)あと、作品の内容上、数日プレイした後で感想を書きたいなぁという想いからです。折角、過去のデータをグラフにしてくれたりするわけですしね。

そんなわけで、もはや定番中の定番ソフトと言ってもいいでしょう。「ボンバーマン」のNDS版のレビューを先に書きます。……と言っても、私がプレイした事があるのは元祖ファミコンボンバーマンだけなのですが……。

◆正当進化?大安定だけど、内容の新鮮さは無いかも……

ゲーム内容なのですが、一人プレイ用の「ノーマルモード」と多人数プレイ用の「バトルモード」の二つ。

先ずは一人プレイ用の「ノーマルモード」なのですが……ええと……普通のボンバーマンです(汗)序盤から結構色々な種類のアイテムが出てくるので、それだけ戸惑うのですが、他はファミコン時代と殆ど変わらないですね……アイテムのストックが出来たりボス戦があったりするくらい?

まあ、逆に言えばゲームシステム的にはファミコン時代に完成されていたと言えるかもしれません。実際、プレイしてみると、やっぱり楽しいです。でも、今までにボンバーマンをプレイしてきた人は態々買う価値があるかは疑問(^^;)

次に複数人数対戦の「バトルモード」。DSの2画面を両方使用するため、バトルフィールドが広く、最大8人まで対戦可能。チーム戦も可。人がいなくてもコンピュータを変わりに入れることが出来ます。勿論、1カートリッジで8人まで対戦可。

対戦ルールはノーマルな対戦の他に、クラウン(アイテム)に最初に触れた人が勝者になる「王冠バトル」と爆風で床の色を塗り替えて、その枚数で勝者を決める「パネルバトル」の3種類。バトルステージも30種類あるので、中々盛り上がれそうです。1カートリッジで対戦出来るので、仲間内で一人でも持っている人がいれば重宝しそう。定番ソフトって大人数プレイに向いているんですよね。操作方法の説明とかしなくても、いきなりプレイして遊べるし。

◆微妙にタッチパネル操作に囚われている操作感

「だから、無理にタッチパネル使わなくてもいいのに……」

……と感じる部分がちらほら。例えばステージの最初。まず、アイテム使用画面が出てきて、ここでタッチパネルに「中断」「スタート」という二つのボタンが出てきます。そしてタッチパネルの「スタート」の文字を押すとゲームが始まるのですが、こんなの、わざわざタッチパネルに触れなくても、Aボタンやスタートボタンで次の画面に進んでくれ〜と感じてしまいます。

他にも、バトルモードで先に死んだときに妨害の爆弾を発射する時、タッチパネルを指で擦(こす)って爆弾を飛ばす……という操作方法なのが不便。十字キーをメインでプレイするゲームでは極力ペンを持ちたく無いので、タッチパネルを擦る系統の操作方法は入れないで欲しいと思うのです。指で擦ると傷や汚れが目立つ……。

閑話休題

……ところで、これは「ボンバーマン」とは少し離れた話になりますが、NintendoDS十字キーって誤動作し易くないですか?(汗)大合奏!バンドブラザーズ」をプレイしていた時から思っていたのですが、特に斜め方向のキー入力をしてしまうと、横と縦が思うようにキーが入らなかったりするのですが……

キー自体も若干重いですよね。長時間プレイには向かない。

私のDSは発売日と同時に買った初期ロットだから、最近のロットだと、そんな事ないのかなぁ……。どうにも細かい操作をしたい時程誤動作をしてしまう。

ボンバーマン」も1マス爆弾を置く場所がズレルだけで爆弾の連鎖が途切れたりするので、思ったとおりの動きをしなかった時、思わず悲鳴を上げてしまいそうになるんですよ(^^;)

◆総評

……まあ、そんなわけで、今まで「ボンバーマン」をプレイして来た人が買う価値は余り無さそう。目新しさは殆ど無いです……ただ、パーティープレイ用と割り切って一本買っておくのもありかなぁ。何だかんだで大勢でわいわい遊ぶには最適な一本です。

逆にこのシリーズを遊んだことが無いなら買ってみる価値はあるかも。流石に長年生き続けてきた定番ソフトだけあって、単純ながら色あせない面白さがあります。一人用モードも全100ステージなので遊び応えがあります。

良くも悪くもいつもの「ボンバーマン」なのでそこだけ購入前に注意しておきましょう。ただ、定番ソフトにしては定価は少し高すぎると思う。システムなんかは使いまわしなんだから、もう少し値段は安くして欲しかったかも。