クラナド:杏シナリオクリア

……う〜ん、何か、何か納得がいかない

君望」なんかもそうなのですが、私は基本的に二股シナリオが好きじゃないようです。最後にどちらかを振らないといけないのも嫌だけど、どうやらそれ以上に二股シナリオが好きになれない理由が分かってきた。主役が脇役になってしまうのが嫌なのだ

杏シナリオも、プロットとしては「涼と付き合ってみたが、付き合ってみて本当は杏の方が好きだという自分の本当の気持ちに気付いてしまう(そして涼を振る)」と、二股シナリオではほぼ避けて通れないエンドに向かうわけですが、実際の内容はというと、杏シナリオであるにも関わらず結局話は涼がメインなんですね。涼とご飯食べて、デートして、キスして……と。杏とは、涼を振った後にくっつくのだから仕方が無いわけですが。

主役が話全体で見ると脇役に成り下がってしまう……という現象がどうにも好きになれない。私はもっと朋也と杏がラブラブなシナリオがみたいのだ。なんだろう……例えばあだち充のラブコメみたいに、ライバルはあくまで脇役としてのポジションで描写して、振る話でも、メインは本命キャラとの話にして欲しいわけですよ。「ラムネ」(ねこねこソフト)の七海シナリオなんかは二股シナリオでもメインは七海の話で構成されていて、個人的に好感が持てたのはそのへんだと思う。クラナドの場合、杏シナリオの主役が涼なのが嫌なのです