不公平感の障害

私たちはネット以外の場所、例えば、ビデオレンタル店でカードを作るときでさえ住所登録をしている。なのに、ネットだと何故こんなに抵抗があるかというと、やっぱりネットの登録は簡単に虚偽報告が通り、正しい情報を送信した人が不公平感を感じるというのが大きいと思うのですよ。

今言った、ビデオ屋さんでカードを作るときの例でも、まずは免許証のような身分証明書を提示しなければならない。ネット以外の場所では、まず正しい情報の証明があって、それから登録する。それに対してネットでの住所登録まず、登録ありきで、その後正しいかどうかのチェックをするという部分が問題だと思うのです。しかも、そのチェックも一部ユーザーに葉書で確認というある意味バクチ的なもの。

ネットでの住所登録は、まずそういった虚偽報告の問題を先に考え、全員が正しい登録をしているという安心感をユーザーに納得出来るようなインフラを整えてからでないと苦しいと思う。現状では、簡単に虚偽報告が出来るのだから、「正直者が馬鹿を見」てしまいそうな住所登録に反対されても仕方がないと思います。

まあ、現実の世界でも偽造免許とか使う人はいますから100パーセント正しい情報を得るのは難しいにしても、登録した人の大多数が納得出来るくらいのパーセンテージまで正確性を高めないと無理。すくなくとも簡単に虚偽報告出来てしまう現状の方法では厳しい。