PaintShopPro8

そんなわけでPaintShopPro8の方も使ってみる。新機能のスクリプトが最初から便利な機能を用意してあるのが素敵。

一例を出すと、例えば霜月さんの場合、スキャナから線画を読み込む場合なのですが、ライトボックスとか小洒落たものが無いので一枚の紙に青色鉛筆で下書きし、それを消さずに同じ紙に鉛筆やペンで主線を入れるとかするわけです。手抜きじゃないぞっ!

当然、このまま読み込んだら青色の部分が残るので、フォトレタッチソフト上でRGBに色分解し、B(青)のレイヤーを捨てて再び結合します。こうする事で青で描いた部分を大体排除出来るのです(細かい修正はやっぱりいるよっ!)

で、PSP8の場合、この「画像をRGBに色分解」>「一つのレイヤーの子グループにその3つを集める」まで、ボタン一発で出来るのです。

すくりぷとは便利

右上に注目。画像を縮小しているので判り難いですが、「RGBチャンネルレイヤーグループ作成」というscriptを実行しようとしている所。これを実行すると……

レイヤー

……とこんな風に、子レイヤーに赤・緑・青に分解したレイヤーを作ってくれます。

このscript機能、勿論プログラミングでも作れますが、一般人には中々難しい所。でも大丈夫。録画(?)機能がありますから。録画ボタンを押すと、実行した行動をビデオの録画のように記録。この記録しておいた情報を保存すれば次から同じ行動をする時はその記録を読み出せばOKという便利な代物。

一例。次の絵もスクリプト機能によってボタン一発で作成。

ぼかし〜

絵の淵を白色でぼかす……という、よくある効果ですが、手動でやると結構面倒。そこでスクリプトの登場。

録画ボタンを押して録画状態にした後、「背景をレイヤーに変換」>「マスク表示・選択」>「選択範囲で、すべて選択」>「選択範囲を縮小」>「選択範囲の境界をぼかす」>「選択範囲の反転」>「塗りつぶし」>「選択範囲の解除」>「新しいレイヤの作成」>「新規作成レイヤの順序を変更」>「白色で塗りつぶし」

……と、作業をした後、スクリプトの録画終了・保存をします。これで、次から別の絵で同じ効果を出すときは、このスクリプトを再生するだけでOK。な〜んて便利。ちなみに、今回の例のスクリプトはデフォルトでPSP8に入っています。

結構、絵の作成は同じ作業を繰り返す事が多いので、そういった作業をスクリプト化しておけば作業効率は一気に上がります。実売1万円のソフトでこの機能がついてるのってすごくないですか?