なるほどっ!

解放された3人の中の女性が「イラクでの活動を続けたい。イラク人を嫌いになれない」と涙を流している様子が放送されたわけですが……

それにしても、「イラクでの活動を続けたい。イラク人を嫌いになれない」という涙ながらの発言はイラク人の対日観をよくするという意味で好ましいものであった。人質にされ脅されても、それでもイラク人を嫌いになれないと若い日本女性が涙を流しながら語れば、アルジャジーラの放送を見たイラク人だけでなく、アラブの人達は、今までの好意的な日本人観も手伝って、好感度を上昇させることになる。日本女性の大半が彼女のような人でないことは日本人なら皆知っているが、かの地で「おしん」が日本女性の象徴的存在と認識されたが如く、彼女は日本女性を一時的ではあろうが、象徴する存在となる可能性が強い。無謀な行動、無責任な行為は糾弾されても仕方ない部分もあるが、あのシーンは外交官100人分に匹敵するくらいの民衆に対する外交的効果があったかもしれない。


gaugaugauの日記 2004-04-16 暇話より。)

なるほどっ!確かにっ!捕らえ方を変えるとそういう事実も出てくるわけかっ!日本人に与える感情は兎も角、政治的価値は非常に高い発言だなぁ……

……自分のドライ加減に涙。カラダハケンデデキテイル……ココロハガラスデデキテイル……(「Fate/stay night」より)